貧血にお悩みの方!
以前紹介した、認知症と漢方薬の関係に引き続き今回も
不定期更新漢方薬編です
今日は、「貧血」についてです
貧血状態の問題
貴方は貧血ですか?と言われてそうかもという人は多いと思います。
では貧血で何が問題なのでしょうか?
結論から言うと自分が今の生活に満足しているかどうか、ではないでしょうか?
俗に言うクオリティオブライフ、QOLです。貧血の方は疲れやすい、耳鳴りがする、食欲かない等色々な症状が出てきます。その様な状態で満足した生活が送れるでしょうか?
多分無理でしょう。疲れやすいなら楽しみを求めて外に出ようとか、旅行に行こう等考えず家で寝ているだけとかになり、結果ストレスフルな生活を送る事になるでしょう。または仕事で100%のパフォーマンスを発揮できなかったり、家事をやるのがしんどくなったりするでしょう。
それでは人生楽しくありませんよね?
じゃあ病院に行くのが良いか?
しかし、病院行っても鉄剤を長く飲んでおわりです。ビタミン剤の処方もあるかと思います。それで根本的な解決にはならないです。鉄剤で鉄分補給してもいずれはまた不足してしまいます。ビタミンも同じです。
でしたら、自分で食べ物から作り出せる様にしましょう。ここから書いていくのは病院に頼らず自分でケアしていく方法や考え方を書いていきます。
漢方で考える貧血
では漢方ではどう考えるのか。前回では気血津液(水)の事を少し書きました。察しの良い方は気づいたかもしれません。貧血は血液が足りないから血を増やせば良いんだと。結果間違いではないですが、厳密には違います。漢方では実は気を補う事の方が大事になってきます。
気とは何か?
ここでは西洋医学的に考えた事を記載します。漢方自体が医学的な面も持っていますが非常に哲学的な学問です。考え方が人によって違うこともあります。
気とは、2種類ありエネルギーと言う意味合いと機能だと思います。今回は貧血との関連ですので機能という部分にスポットを当てていきます。
貧血に関連しているのは胃腸の機能です。
胃腸の機能としては食べ物から必要な栄養を体に入れて、いらないものを体からことです
血液を作るには栄養が必要です。糖質、たんぱく質、脂質。様々なミネラルが必要です。それを食べ物から取り出して体に取り入れるのが胃腸です。貧血の人はこの胃腸の機能が落ちています。胃腸の機能が落ちている事を漢方では脾気虚と言います。
脾気虚の症状は、疲れやすい、下痢、便秘しやすい、体が重だるい、食欲がない、食べても胃腸がもたれる、食後眠くなる、血色が悪い、むくみやすい等色々あります。
貧血の症状に当てはまるものが非常に多いのです。よって漢方では脾気虚の治療を行うケースが多いのです。
この脾気虚は日本人にとても多いです。脾気虚になるとエネルギーも血液も作り出せません。
胃腸の知られざる真実
胃腸が血液を作っている事はご存知でしょうか?
気とは何か?で漢方的にな観点から書いていましたが、これは科学的に観測されている話です。
小腸の絨毛細胞から血液を作り出しているという学説があります。生物学者の千島喜久男先生が提唱した学説で同じ時にロシアの生物学者も同じ学説を提唱しています。現代科学では否定されていますが、千島先生は顕微鏡を使って科学的に観測しています。また血液から様々な細胞が作られるというのも千島先生が提唱しています。
血液からあらゆる細胞が作られると仮定すると色々合点が行くことが多いです。癌細胞も血液が作り出していると考えると、血液を浄化すれば癌細胞は消えていきます。食品添加物を取りすぎたりすると癌細胞が増えやすいとは言われていますが、これは血液が汚れてしまっているせいで正常な細胞が血液から作られないと考えると納得できるでしょうか。癌の時今話題になってるファスティングが有効なのも千島先生の学説を考えると納得します。
免疫療法が癌治療で注目されていますが血液をキレイにして、免疫細胞をより多く作れれば今よりもっと治療が進むはずです。免疫と血液。是非千島先生の学説から考えてみるのが大事かと考えます。
さて、続いて漢方、生活習慣の話をしようと思いますが、長くなったので、これも次回の更新をお待ちください!!!
みなさんの応援コメントにより、さらに気合の入った記事が更新されると思います!!!
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