薬の効果って実際どうなの?
こんばんは、薬を無くす顧問薬剤師伊庭聡です!
今日は実際、数値だけではなく、
どれだけ薬が本当に効くかの判断の話をします。
それの指標がNNTです!
それぞれの薬には
インタビューフォームというもの、またpmdaというサイトにいくと、薬の開発過程などが調べれます
そこでNNTを計算すると、色んなことが見えてきます
でも、NNTって?
・相対リスク減少(RRR)
・絶対リスク減少(ARR)
・治療必要数(NNT)
では、これらがどういう意味か?
副作用として消化性潰瘍を生じる治療を行っている患者に、片方は胃薬Aを、もう片方はプラセボを服用してもらいました。
4週間後の消化性潰瘍の発症率を計算したところ、次のようになりました。
・胃薬A群:35%
・プラセボ群:60%
上で紹介した、RRR、ARR、NNTはこのデータから計算できます。
まずはRRRから。「相対リスク減少」という名前から分かるように、相対リスクがどれだけ減少したかを意味します。
その相対リスクですが、これは上の例で言うと
「胃薬A群の発症率は、プラセボ群の何倍か?」を考えて下さい。
これは当然、割り算をすればOKです。
単純に、
35÷60=0.583=58.3%
となります。
つまり、胃薬Aを服用すると、プラセボと比較して、リスクが58.3%になったということです。
求めたいのは、相対リスク「減少」なので、どれだけ相対リスクが減ったか?を考えます。
58.3%になったということは、41.7%減ったということです。
つまりが、1-0.583=0.417=41.7%となり、これがRRRです。
つまり、次の通りです。
RRR=1-相対リスク=1-(片方の確率÷もう片方の確率)
さて、次にARRですが、これが一番簡単です。
計算式はこうなります。
ARR=60-35=25%
単純に引き算しただけです。これだけです。
あらためて式にしますと、こうです。
ARR=片方の確率-もう片方の確率
以上、ARRは終わり。
最後にNNTに行きます。
結論から言うと、計算式はこうなります。
NNT=1÷ARR
つまりが、ARRの逆数です。
では、ここでこれの意味するところを考えてみてください。
ARRが25%ということは、胃薬Aを飲めばある集団の消化性潰瘍が25%減るということです。
つまり、100名に服用してもらうと25名発症が減る。
では逆に、1名発症を防ぐ為に、どれだけの人が服用する必要があるか?というと、
100÷25=4名
です。これは、良く見るとNNTの式と同じであることに気づくと思います。
この「1名発症を防ぐ為に、どれだけの人が服用する必要があるか?」がNNTの意味です。
この場合、きれいに割り切れましたが、割り切れない場合は当然切り上げになります
NNTを逆に見れば、NNT-1名は治療しても効果が出なかった、ということになります
。
なので、当然NNTは小さいほうがいい、ということになります。
このNNTものによっては、すごい数字になりますよ。
薬を使う前に調べてくださいね
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