消化不良は、病気の原因

前回の記事では、胃痛の原因について、胃薬について触れました。

今回は続きとして、食事についてです!

日常の食事面では、
オクラ、山芋、里芋、納豆、なめこ、モロヘイヤ、レンコン、明日葉などのヌルヌル・ネバネバ食品を摂るのが良いです。

これらには「ムチン」という成分が含まれていて、胃粘膜の保護作用があります
また、本来なら、唾液にはムチンが含まれていますから、咀嚼回数を徹底的に増やせば、唾液は増えてムチンは分泌されます。
ご自分の唾液を活用して下さい。

薬に頼る前にできることはたくさんあります!

以下にムチンの胃粘膜の保護以外のさらなる効果をまとめてみました!

眼の粘膜を保護する

粘膜を守る作用があるので、眼の粘膜も保護してくれます。そのためドライアイを予防したり、眼に入った異物なども洗い流して殺菌してくれるのです。最近はスマートフォンなどのブルーライトによってドライアイ患者が増えているそうです。テレビをよく観る人やデスクワークの人にもムチンはオススメですよ。
 
胃潰瘍や十二指腸潰瘍を予防

胃や腸などの粘膜を保護してくれるので、胃潰瘍や胃炎、十二指腸潰瘍を予防してくれます。胃腸はストレスに弱く、過度なストレスが続くと粘液の分泌が減ってしまいます。そして粘膜が保護されなくなり、胃潰瘍などが引き起こされてしまうのです。
潰瘍が進むと出血を伴い、鉄分不足による貧血やめまいといった症状が出ることも。それらを防ぐためにもムチンで胃腸の粘膜を保護しましょう。
 
免疫力を高める

粘膜の働きを高めることでウイルスの侵入も防げます。ウイルスは一般的に喉や鼻、皮膚から侵入していきます。そして風邪やインフルエンザなどにかかってしまうのです。
特に免疫力は不規則な生活習慣や過労などで下がりやすくなります。冬は乾燥も手伝って風邪やインフルエンザが流行しやすくなるので、ムチンで予防しておきたいところです。
 
疲労を回復する

ムチンはたんぱく質を吸収しやすくするので、一緒に摂取した体内のエネルギー源であるたんぱく質が効率良く働いてくれます。そのため疲れが取れやすくなるのです。
 
肝臓や腎臓の機能を高める

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるほど不調や痛みといった自覚症状を感じにくい部位です。そして栄養素を溜めたり毒素を中和させるなどの重要な働きをしているので、とても大切な臓器でもあるのです。そんな肝臓の機能が弱まると疲れやすくなるなどの症状が出てきます。

腎臓は尿を作ったり血圧を調整する、赤血球の生成をサポートするなどの働きをします。腎臓の機能が弱まると高血圧や腎不全などの病気が引き起こされやすくなります。
ムチンはこれらの臓器の機能を高める働きがあるので、アルコールをよく飲む人や高血圧で悩んでいる人には特にオススメです

薬を避けて、胃の調子を良くしましょう!
消化不良は病気の原因となります。

完全なる消化ができないと、栄養がしっかり吸収できないばかりでなく、さまざまな弊害が起こるのです。

消化不良でいちばん問題になるのは、消化しきれなかった残留物が、腸内で悪玉菌のエサになることです。

例えばタンパク質が完全に消化されないと、「窒素残留物」というタンパク質のかけらが残りますが、これは悪玉菌の大好物です。

悪玉菌が増えると腸内は腐敗、異常発酵を起こし、血液を汚します。

そして、さまざまな疾患の原因になります。
「完全な消化」を毎日できるように食事に気をつけることこそが、健康を守るうえで大切なことなのです。

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